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”薬膳で、季節にあったパワーを”Vol.16 体が必要としているものを摂る。それぞれの体調や体質と向き合うことが大切。

イメージ バランスの良い食事と体に合った食材を摂り入れた料理、薬膳。今回は「薬膳料理教室 PureLotus」主宰の高見節佳さんに、薬膳の基礎や日常生活への摂り入れ方などをお伺いしました。

そもそも「薬膳」って?
薬膳とは中華料理や高麗人参だけのことを指すものではありません。古代の人が自然を観察して、身近にあったものを食すことで、その食材が体に及ぼす影響を知り、活用した経験に基づいた食生活がベースになっています。

健康に良いといわれるものだけをやみくもに摂取しても体調は改善されません。また、薬やサプリなど特別なものを摂取することが薬膳でもありません。食材や調味料には味や形、香り、色があります。それはパワーが込められていることを表します。それぞれにどんなパワーがあるのかを考えながら、自分に必要なものを食べることが大切です。

五味 酸(すっぱい) 苦(にがい) 甘(あまい) 辛(からい) 鹹(しおからい) 例えば、冷え症の人は体が冷えていますね。しかし、健康に良いからといって生野菜を食べる、冷たいスムージーを飲む。これでは逆効果です。また、ショウガが体に良いからといってやみくもに食べればいいものでもありません。口にすることで体にどんな効果があるのか、自分にとってそれは必要なのか、そんな風に考えて食事をすること、旬の食材を意識し、「青・赤・黄・白・黒」の5色の食材を摂る「五色」と「酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛(からい)・鹹(しおからい)」の「五味」をバランスよく摂ることも「薬膳」では大切なことです。

「薬膳料理教室」ではどのようなことが学べますか?

今の食生活が自分に合っているのかを問いかけることから始めます。人口約1億2000万人、全員に合うものなんてないですよね。個々によって違いがあり、他人にとって良いものが自分にも合うとは限りません。自分を知る、そして大切にイメージ考えることの必要性をお話ししています。講座は薬膳料理教室から薬膳アドバイザーや薬膳インストラクター、国際薬膳調理師の資格取得を目指すコースまで幅広く開講しています。

薬膳料理教室ではテーブルコーディネートも含めて教えています。料理を見ておいしそうと感じることも大切ですので、料理を引き立てる食器やクロスの選び方も重視しています。スーパーで買ったお惣菜をパックのまま食卓に並べるより、お皿に盛ったほうがおいしそうに感じますよね。おいしそうに感じるということは、体が食事を受け入れる準備ができたということです。しっかり受け入れる準備ができていれば、栄養も吸収しやすくなります。

資格取得向けの講座もただ試験に合格するためではなく、薬膳を日常生活で取り入れやすくする方法を盛り込んだ内容になっています。

また、教材に載っている食材は、日本では手に入れにくい物や日本人の口には合わないものもあるので、入手しやすく日本人の口に合う食材をご紹介しています。高価で特別な食物を無理やり摂り入れる必要はないのです。


夏におすすめの薬膳は?

暑くて湿気が多い時期ですので、熱を取り除いてくれる食材を積極的に食べましょう。夏を代表する食材、トマトやニガウリ、冬瓜、ナス、ハモなどがおすすめです。ただ、エアコンが効いている部屋にいることも多く、実は体が冷えていることも。そんな時に冷たい物を食べすぎると胃腸を弱める原因になります。冷えていると感じる人は、体を温める食材を摂ったり、トマトを温かいスープにするなど、自分の体調に合った調理法で摂り入れることを忘れないでください。また、忙しさで自分の不調に気づいてない人も多いので、肌や体調など自分をよく観察してから食事をとりましょう。

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取材協力先 薬膳料理教室 PureLotus

「長い歴史の中で受け継がれてきた薬膳の知識には、美容や健康維持・体質改善にも役立つヒントがたくさん。

薬膳料理教室 PureLotusでは、季節に合わせた薬膳デザートや薬膳茶とともに今を、そして未来をいきいきと過ごすための薬膳/中医学のエッセンスをお伝えしています。

薬膳料理教室 PureLotus イメージ


information 今回取材にご協力頂いたのは…

薬膳料理教室 PureLotus

兵庫県芦屋市
http://薬膳料理教室.com

薬膳料理教室 PureLotus

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