特徴

高麗人参・朝鮮人参という名前で有名なハーブ

オタネニンジンとは、「高麗人参」や「朝鮮人参」の和名です。奈良時代に日本へと伝来し、江戸時代の8代将軍である徳川吉宗が、種を大名に配布して栽培を奨励したことで全国各地へと広まりました。このとき配布された種を“御種(おたね)”と呼んだことが、オタネニンジンという和名がついた理由です。

原産地である中国では、数千年前から生薬や厄除けのためのおまじないの植物として用いられてきました。漢方としては、滋養強壮、代謝改善、肝機能の向上、精神の安定などの効果があります。これらはすべて、オタネニンジンに豊富に含まれる「サポニン」という成分によるものです。

サポニンとは?

苦みやえぐみのもととなる成分です。脂肪蓄積の抑制、老化防止、免疫機能の向上など、さまざまな健康効果が期待されており、サプリメントにもよく使用されています。

また、水に溶けると泡だち、汚れを落とす働きがあるため、昔から石けんやシャンプーとして用いられていました。

用途

料理

食材として

オタネニンジンは、疲労回復に効力を発揮します。

韓国では、鶏肉の中にオタネニンジンやもち米を入れて煮込んだ参鶏湯(サムゲタン)が、夏バテ防止料理として親しまれています。

また、お酒やハチミツに根を漬け込んでエキスを抽出し、フルーツやヨーグルトにかけると、独特の香りが抑えられて摂りやすくなります。

治療薬

治療・ケア

漢方として

滋養強壮、糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病の改善、低血圧・貧血・冷え性を予防する漢方薬として用いられています。

また、ストレスの緩和にも効力を発揮します。オタネニンジンの根の皮をとって乾燥させたものを“白参(はくじん)”、皮がついたまま乾燥させたものを“紅参(こうじん)”とよび、これらを煎じてお茶として飲むと効果的です。

美容

化粧品、ヘアケア製品として

根から抽出されたエキスには、サポニンが豊富に含まれており新陳代謝が高まります。

体全体の細胞の生まれ変わりを活発にするため、美肌づくりをサポートする基礎化粧品や、頭皮を活性化させるヘアケア製品に配合されています。

土の中に6年間も!

オタネニンジンは、1~6年という長い時間をかけて栽培されます。6年間かけて栽培されたものは“6年根”とよばれ、栄養が大変豊富です。

収穫したあとの畑は、6年間寝かさなければ次の栽培ができないといわれるほど、地中の養分を吸収しつくしてしまいます。

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