特徴

世界最古の栽培植物

イチジクは、世界で最も古くから栽培されてきた植物だといわれており、今から1万年以上も昔の新石器時代の遺跡から炭化した実が見つかっています。日本には、江戸時代初期に渡来し、薬用植物として用いられていました。

漢方では、実と葉が利用され、整腸、消化促進、消炎などに効果があります。

そのみずみずしい果実には、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、カリウム、そして食物繊維が豊富に含まれています。また、抗酸化作用や乾燥防止作用があることも知られており、肌や髪のスキンケア用品にも用いられています。

用途

料理

食材として

イチジクの果実には食物繊維が多く含まれており、胃や腸の働きを整え、便秘の解消に効力を発揮します。水分をとばしたドライフルーツなら、栄養成分が凝縮して、豊富な食物繊維を残さず摂ることができます。また、ジャムやコンポートなどに用いて火を通すと、長期の保存がしやすくなります。

治療薬

治療・ケア

健胃薬として

熟した果実を乾燥させたものを“無花果(ムカカ)”、葉を乾燥させたものを“無花果葉(ムカカヨウ)”とよび、主に、整腸、消化促進、便秘解消、咳の緩和、二日酔いの解消に用いられています。

また、痔や神経痛を和らげる作用もあり、内服するだけでなく、乾燥させたものをお風呂に入れても効果を発揮します。

美容

化粧品、ヘアケア製品として

果実から抽出したエキスには、抗酸化物質であるアントシアニンが豊富に含まれています。

老化防止作用があるため、エイジングケアを目的とした基礎化粧品やヘアケア剤に用いられています。また、乾燥を予防し、肌の調子を整える効果もあります。

※エイジングケアとは、年齢に応じた肌のお手入れです。

イチジクの花はどこ!?

イチジクは漢字で書くと「無花果」ですが、花の咲かない果実ではありません。イチジクの実は“花のう”と呼ばれ、この中にたくさんの小さな花をつけます。

この花は外からは見ることができないため、古代の人は花を咲かせないまま実を結ぶ果実だと考えて、「無花果」という字が当てられたといわれています。

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